製材に関してですが、桐の原木を工場で柾挽きを行い、柾目板と板目板を分別して柾目の細かいグレードAの柾板のみを使用しています。辺材部分に関しては、成長段階で栄養や水分の通り道になる為、虫が寄生している場合も多く施工後に虫が発生したり、変色などのトラブルも考えられます。その為、桐屋では辺材部分は使用しておりません。
桐は木材の中でも比較的、伸縮が少ない材料です。しかし、板目の部分は反りやくるいなどの伸縮があり傷みも早いのですが、柾目の部分は丈夫で伸縮もほとんどありません。柾目と板目の混合材ですと伸縮の違いにより接ぎ目に割れが生じるおそれがあります。見た目の判断でなくこういう材料は施工後のトラブルになりかねませんのでご注意下さい。 |