桐には数多くの特徴があり、昔よりタンスや下駄などであいされてきました。
その使用目的は、まさに桐の特性を活かした物になっているのです。桐は人の体温を奪わず、保温力があり、耐水性に優れ、さらにクッション性がある為、足腰に負担をかけず年中を通して快適なところから下駄に使われました。そして、調湿作用や抗菌性により大切な物を守り、さらに火にも強く素材の狂いも少ない事からタンスとして使われ、今でも愛用され続けています。
桐は生長が他の木と比べてはるかに早く、15年〜20年で成木します。その為、昔は娘が生まれたら庭に桐を植え、嫁に行く時にタンスとして持たせたと言われています。生長が早い桐を使う事で、他の樹木の伐採を防ぎCo2削減を促進する事ができるのです。
古くて新しい素材である桐は日本の建材におけるユニバーサルデザインにぴったりの素材なのです。 |